現在、日本からロシアに投資するには、「個別株」「ファンド」「ETF」「ADR」といった方法があります。以下それぞれの特徴について説明します。
1)ロシア個別株
「個別株」は、ロシア企業が発行する株式に投資するもので、いわゆる「ロシア株」です。日本いえば「トヨタ株」や「任天堂株」といった企業の株式を売買するのと基本的に同じです。
ロシア企業のダイナミックな成長の果実を享受したいのだったら、個別株への投資になります。選ぶ銘柄によっては、驚異的なリターンもありえるのが、個別株への投資の魅力です。
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2)ファンド(投資信託)
ファンド(投資信託)を通して、ロシア株やロシア企業のADRに投資する方法もあります。
ファンドは、投資家から集めた資金をプロの運用担当者が運用します。もちろん運用担当者は株価の上昇が期待される銘柄を選んで投資するわけですが、ファンドはリスクを低くして運用するのが基本姿勢。通常、特定の銘柄やセクターに片寄ることなくバランスを取って投資します。
そのため、価格が株価指数と同じような動きをすることが多くなります。個別株への投資のように、ある銘柄の株価が急激に上昇したとき、その上昇分を享受する可能性は少なくなります。一方、利益が分散される代わりにリスクも分散されため、安定運用ができるプラス面があります。
ロシア関連ファンドには、ロシア一国に投資しているものから、「ロシア・東欧ファンド」「BRICsファンド」というように「ロシア+ロシア以外の国」への投資で構成されているものもあります。
ロシアファンド(投資信託)最新情報 2
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3)ETF(指数連動型上場投資信託)
「ETF」は、株式市場の指数と同じ動きになることを目ざしたファンド(投資信託)のことです。株式市場全体の上昇分を利益にするには適した投資法で、基本的には指数の騰落率=そのETFのパフォーマンスとなります。
ロシアのETFは、2008年5月時点で日本では、アルジゲート証券が組成した「AK BARS MICEXインデックスファンド(略称:白豹インデックスファンド)」「FINAM MICEXインデックス ETF」のふたつがあります。
4)ADR(米国預託証書)
「ADR」は、アメリカ市場で外国企業が発行する証券で、株を所有するのと同じ効力があるものです。正確には株式ではありませんが、アメリカの株式市場で取引されている株と同じように考えて差し支えありません。
ロシア市場で株式を発行している企業が、同時にアメリカ市場でADRを発行している場合、ロシア市場の株価とアメリカ市場のADRの価格は別のものになります。しかし、両者の価格はある程度連動した動きをするため、ADRへの投資はロシアの個別株投資と考えかたはあまり変わりません。ただしADRはアメリカ市場で取引されているためすべてドル建てになり、ドルが安くなると価値が下がることに注意が必要です。
2008年5月時点で日本で買えるロシアのADRは以下の5銘柄。
メチェル・スチール
モバイル・テレシステムズ
ロステレコム
ヴィンペルコム
ウィム・ビルダン・フーズ
この5銘柄はすべてニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しています。またこれらは楽天証券で取り扱っています。